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世界最速レビュー第2弾!Universal Audio Apollo Xの次世代機、Apollo X G2登場!【レビュー前編】

前回レビュー記事を出しましたSSL2 MKIIに続き、この記事の公開日時である「2024/10/9(水)1時」に世界同時公開となりました、大人気オーディオインターフェイスであるApollo Xの次世代機となる「Apollo X G2」について

またまた、世界最速!!!!

で先代との比較を中心にレビューさせていただきます!

さらに・・・


この次世代機のうち

「Apollo Twin X Duo G2(バンドルプラグイン:Essentials+)」
しかも今回のプレゼント商品の価格は、なんと‼️税込約19万円相当💰

を1名様にプレゼントさせていただく企画も同時実施させていただくこともできましたので、ぜひ以下の動画をご覧くださいませ
👍
(この記事の最後にも詳細を記載しております)


※ただしプレゼント企画は2024/10/20までとなりますので、それ以降このページをご覧いただく方はご了承くださいませ。

また今回のレビューはタイトルにもある通り「前編」となっておりますので、この「Apollo X G2」が特に先代機であるApollo Xとどこが変わったのかを、今回はフックアップさんよりお借りできました
・Apollo Twin X(G2、G1)
・Apollo x8(G2、G1)

の2機種を使って詳しくご紹介いたします。
(後編は後日公開しますが、そちらでは主に実際に使ってみた実機レビューや音声比較などをしますのでお楽しみに👍)


Apollo X G2特徴その①:外観の変更!

以下の写真の通りではあるのですが、先代は濃いグレーの色であったカラーからG2になりましてシルバーに統一されました!

Apollo Xシリーズ
(※右下に写っているApollo Soloは本レビューとは関係ありません)
Apollo X G2シリーズ
(※左下に写っているApollo Soloは本レビューとは関係ありません)

またボタンやノブのデザインも変わったのと、ラック版のみにはなりますがフロントパネルが真っ直ぐ(先代は少し丸みがある)になっていて、今を意識したフラットデザインになっていますね。

Apollo X G2特徴その②:DAの大幅ブラッシュアップ!

まずはどの程度「数値」面での向上が図られたのか?については以下の画像をご覧いただければと思います。

デスクトップ版:Apollo Twin XのG1、G2の比較
ラック版:Apollo x8pのG1、G2の比較

これをみてもらうとお分かりいただけるように、やはりDA関係の数値面での向上は明らかですね。
(さらにラック版のx8pを見ると、入力部分も改善されてますね)

とはいえ、ここは実際に音を聞いてみないと・・・と皆さんなるかと思いますので、G1・G2の比較音源は後編動画の公開と合わせてこちらのnoteでも書きますのでぜひお楽しみにー!

Apollo X G2特徴その③:Auto-Gainの追加!

いわゆる機械的に入力ゲインを調整してくれる機能なのですが、これはめちゃくちゃ便利ですね!

AUTO-GAINを使用している時のConsole画面

使い方は非常に簡単で、AUTO-GAINボタンをポチッっと押してあとは実際の演奏をしておくと勝手にゲインを合わせてくれます。

これでゲインを合わせたら、あとはレコーディングすればもう割れる心配をせず最高のテイクを逃すこともなくなりますね!

Apollo X G2特徴その④:Sonerworks SoundIDに対応!(スピーカーもヘッドホンも!)

これも相当嬉しい方、多いはず!

この記事を読まれている方の中でSoundIDをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、このSoundIDの欠点は

  1. (DAWで使う場合は)プラグインとして立ち上げておく必要があること

  2. それが理由で、リアルタイム処理できないことから出音が遅れること
    (レコーディング時には使えない・・・)

の2点が挙げられます。

1はDAWのマスタートラックなどに常に立ち上げておく必要があることから、2MIXなどに書き出す際にOFFにするのを忘れて変な音の2MIXになった・・・なんて経験がある方は少ないないでしょう。(私も何度もやらかした経験あります)

そして2もこれはネイティブで動かす場合の宿命ですよね。。。

ただ・・・今回!

ApolloのDSPを使ってSoundIDを動かすことができるようになったことから、

  • そもそもSoundIDをApollo内で立ち上げておけばDAW側で入れる必要なし

  • DSP処理により遅れがなくなったので、レコーディングの時も安心

このようにデメリットを完全に解消できたことがめちゃくちゃ大きいです!

さらにApolloと統合することで、スピーカーを調整するEQポイントも20ポイント以上調整ができることになったことにより、より細かくモニターの調整ができるようになったのも嬉しいポイントです!

そしてSoundIDにはヘッドホンを補正することもできる機能がある(別途SoundID For Headphonesを所有している必要あり)のですが、これももちろんApolloに読み込んで使うことができますので、スピーカー同様補正されてかつ遅れのないモニタリングがヘッドホンでも可能となりました👍

SoundID For Headphoneの対応ヘッドホンはこちら

⚠️注意:SoundIDをApolloに組み込む際の注意点

  1. SoundID自体を既にお持ちであること

  2. SoundIDとApolloを繋ぐためのアドオンソフトは別途Sonerworksより購入する必要があること

  3. ApolloへのSoundIDの組み込みができるようになるのは、2024年Q4内に行われるアップデートが行われてからであること

Apollo X G2特徴その⑤:Apollo Xのデスクトップ版のみの変更点

これまでラック版にはあった「LINE入力時のマイクプリアンプをキャンセルする機能」が、デスクトップ版にも搭載されるようになりました!

地味ではあるのですが音質にも少なからず影響の出る部分なので、これがデスクトップ・ラックの両方対応したことはありがたいです!

ちなみに👆の画像の「LINE INPUT GAIN」の箇所で"BYPASS"にすると、いわゆるLINE入力時にマイクプリアンプ回路を通さずに済むので、ぜひお試しあれ。

Apollo X G2特徴その⑥:Bass management機能

昨今、2.1chやサラウンドからDolby Atmosとサブウーファーを設置することが以前にもまして増えてきました。
(私が運営しておりますBase Shimokitaも、御多分に洩れず2.1chです)

そのため、このサブウーファーをどのように設定するかは非常に重要でして、その設定が以下の内容でできるようになりました。

Satellite Crossovers:
● 80, 100 or 120 Hz
● 12 (2nd order) or 24dB/oct (4th order) Linkwitz-Riley
Subwoofer / LFE Options:
● Optional +10dB boost for film alignment
● 80, 100, 120 or 150 Hz LPF, 12 or 24dB/oct Linkwitz-Riley

このBass managementの中でも特に注目したいのは「+10dB boost for film alignment」、つまり映画音楽用にサブウーファーの音量だけを10dB上げることができるという機能ですね。

もちろん映画音楽だけでなく、サブウーファーの音量を上げて制作やMIXなどをしたいという際にボタンを1クリックするだけで実行できるので、そういったジャンルを扱っている方々には地味に嬉しい機能です。

Apollo X G2特徴その⑦:イマーシブオーディオのプリセット対応!

最近は各社、特にプロ向けのオーディオインターフェイスではDolby Atmos含めたサラウンドへの対応はもはや当たり前になってきておりますが、今回のApolloのアップデートにおいても当然の如く対応がなされました!

そしてこのApolloでは、どのアウトプットからどのスピーカーに繋ぐかがあらかじめ決まっており迷いなくセットアップが組めるため、初めてDolby Atmosなどにチャレンジする方にも嬉しいですね。

また何chまでのセットアップができるかは機種によって変わりますので、対応表は以下をご確認ください。

ちなみに"Up to"は「〜まで」という意味

Apollo X G2特徴その⑧:イマーシブとステレオの切替がワンタッチ!

👇のキャプチャをご覧ください。

これは、Apollo x8を使って7.1chのサラウンドモードにしている状態なのですが、その下に「ALT1」というボタンがあります。

Apollo x8はアナログのアウトプットが
・モニターアウト:2ch
・LINEアウト:8ch
の合計10chあります。

つまり7.1chを組むともう2ch(ステレオペア)だけアウトプットが余るのですが、ここにもう1系統ステレオのモニターを繋ぐことができます!

さらに先ほどの「ALT1」ボタンをクリックすると、そのステレオモニターに瞬時に切り替えることができるので、サラウンド環境とは別にステレオモニターを別で組みたいという方には非常にありがたいですね。

また先ほどのキャプチャのMONITOR MODEを「STEREO」にしますと、なんともう2種類のステレオスピーカー、つまり合計3系統のステレオスピーカーの切り替えが可能になります!

ただし1点注意点があるのですが・・・

この「ALT」に繋いだモニターには、今現状SoundIDによる補正を適用することができません・・・。

ここは Universal Audioさんからもまだ対応のアナウンスはないのですが、少しでも早くの対応に期待したいところです。

Apollo X G2特徴その⑨:イマーシブオーディオへのSoundID対応!

先ほどSoundIDの対応について言及しましたが、SoundIDにはマルチチャンネル版として

SoundID Reference for Multichannel

というパッケージが存在しており、もちろん今回のApolloではこのマルチチャンネルにも対応しているため、サラウンドやDolby Atmosでもバッチリ使うことができます!

⚠️注意:SoundIDをApolloに組み込む際の注意点(再掲)

  1. SoundID自体を既にお持ちであること

  2. SoundIDとApolloを繋ぐためのアドオンソフトは別途Sonerworksより購入する必要があること

  3. ApolloへのSoundIDの組み込みができるようになるのは、2024年Q4内に行われるアップデートが行われてからであること

6スタが突然ひらめいた・・・!

今回のアップデートの中で、一番試すことが難しいのが「イマーシブセットアップ」と「SoundID」を組み合わせて使うことではないでしょうか。

そこで、まぁいつもの如くひらめいてしまったのですが笑

Base ShimokitaにDolby Atmosをセッティングして、リアルの場で皆さんにSoundIDでの補正も含めて体験してもらう

のが良いのではなかろうかと、また悪巧みをしました😏

SoundIDのApolloへの対応がこれからですのでそのリリースに合わせてというスケジュールにはなるかと思いますが、イベントの詳細が決定しましたら私6スタのXアカウントでお知らせいたしますので、ぜひフォローいただければ幸いです🙇

6スタXアカウント

ちなみに昨年Base Shimokitaで実施しましたDolby AtmosセットアップはYouTubeで動画になっておりますので、ぜひご覧くださいませ。

バンドルプラグインのご紹介

今回のApollo X G2になったことで、バンドルされるソフトウェアが3種類に集約されました。

プラグインが20種類以上バンドルされる「Essentials +」
プラグインが50種類以上バンドルされる「Studio +」
プラグインが100種類以上バンドルされる「Ultimate +」

1点注意が必要なのが、最上位に当たる「Ultimate +」は

  • Apollo X16

  • Apollo X16D

いわゆるフラッグシップの2機種にしかバンドルされないところですね。

ちなみにEssentials +は全てのモデルにバンドル版が存在し、Studio +はデスクトップ版とX16&X16Dを除くラック版にバンドル版があります。

どのバンドルにはどのようなプラグインが付属するかは長くなってしまうことからここでは割愛しますので、ぜひ公式サイトなどでご確認ください。

UADネイティブ版で新たに発表されたプラグインの紹介

こちらはApolloとは直接的に関係ありませんが、UADネイティブ版プラグインがこのApollo X G2リリースとともに発表されました。

3種類のアンプシミュレーター

  • Dream '65 Reverb Amplifier
    (個人的にこの実機ペダル、大好き💕)

  • Ruby '63 Top Boost Amplifier

  • Lion '68 Super Lead Amp

ボーカルMIXに最適な「Topline Vocals」

SSLのいわゆるチャンネルストリップ
4000 E channel and G Channel ports

これらのプラグインにつきましては、この記事執筆時点ではリリースされるという情報だけを聞いているだけですので詳細情報は公式サイトなどで随時ご確認くださいませ。

Apollo X Gen2後編の動画の予告

さーて、来週のサザエさんは〜・・・😅

ではなく、次回後編の予告をさせていただきますと

  1. Auto-Gainを実際に使ってみた!(Unisonでも試してみたよー)

  2. G2とG1のあらゆる音源で比較してみた!

  3. 実はApolloのデスクトップ版はラック版のモニターコントローラーとして使えるらしい!?

の3本です👍

1のAuto-Gainは実際にBase Shimokitaで働いてもらっており、普段のオーディオインターフェイスのレビューでお馴染みのマミちゃんに歌&アコギを弾いてもらった時の実際の挙動をお見せしたいと思ってます。

2の音源比較は、従来のオーディオインターフェイスレビューでも行っている

  • 女性ボーカル

  • 男性ボーカル

  • アコースティックギター

  • モニターアウト

  • ヘッドホンアウト

の音声をレコーディングしたものはもちろん、前回のレビューしましたSSL2 MKIIでも好評でした「空気録音(スピーカーから出た音をマイクで録音)」したものも収録し、徹底比較できればと思っております。

そして3については今現状もできる機能ではあるのですが、意外と知られていないのでは!?と思ったことと、今回イマーシブとステレオのスピーカーの切り替えが簡単にできるようになったこともあり、実機でのモニターコントローラーとしてApolloのデスクトップ版を使うということが需要としてあるのではと思い、動画に収録をしてみました!
(もちろんモニコンとしてだけでなく、DSP自体を増設することも同時にできるので意外とメリットあるんです)

プレゼント応募方法について

そして・・・

前回のSSL2 MKIIに引き続き、今回最速レビューを実施させていただくにあたってフックアップさん&Universal Audioさんのご好意により・・・

🎁Apollo Twin X Duo G2(バンドルプラグイン:Essentials+)」🎁
(しかも商品の価格が、な、なんと・・・‼️税込約19万円相当💰)

を1名様にプレゼントしていただけることとなりました👏👏👏
(フックアップさん&Universal Audioさん、本当にありがとうございます🙇🙇🙇)

応募方法は以下の通りとなります👍

①6スタおよびフックアップさんのXアカウントをフォロー

②以下の6スタのポストを引用リポストする。そして、その引用リポストの際に「とある」ハッシュタグをつける

引用リポストをしていただく6スタのポストは👇

ハッシュタグについては以下の動画をご覧ください👇

締切は2024/10/20(日)23:59まで‼️

引用リポストの際は、ぜひ動画の感想も添えてもらえると励みになります😂
皆様からのたくさんのご応募、お待ちしておりますー‼️

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