Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen | オーディオインターフェイスレビュー Vol.02

6Studio`s note

2024年9月8日 12:00

みなさんレコーディングする際に、

録音音量が大きすぎて音割れしちゃった・・・
逆に音割れが怖すぎて小さくなりすぎた・・・

なんて経験はありませんでしょうか？？

実は今回ご紹介をする「Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen」はその問題を解決する画期的な機能が備わっており、特に宅録している方々にとっては救世主のような機種になっています。

まずは以下のYouTubeレビュー動画をご覧ください。

では、このFocusrite Scarlett 2i2 4th Genの特徴的な機能について詳しくご紹介します。

1. 自動でゲインを合わせてくれる「Auto Gain」機能搭載

なんといっても、今回ご紹介するScalett 2i2 4th Genの最大の特徴は入力音量に合わせて自動的に音量を調整する「Auto Gain」機能！

設定もとても簡単で、以下の前面パネルにある「Autoボタン」を押して10秒ほど歌ったり演奏することで自動で適切な録音音量に設定をしてくれます。

簡単すぎてあっけないのですが、これだけでレコーディングすることに集中できるというのは嬉しいですね。

2. 突然の大音量にも対応し音割れを防ぐ「クリップセーフ」機能も搭載

「AutoGain」という素晴らしい機能があるとはいえ、本番のレコーディングをしていると練習の時よりも声や演奏が大きくなったりしちゃうことなんてことはよくありますよね。

そんな時にも「クリップセーフ機能」を使うことで、入力信号を1秒間に最大96,000回もチェックしてくれていて突発的なレコーディング中の音量変化を感知して、割れる恐れがあると自動的に音量調整してくれます。

このクリップセーフ機能と先ほどのAutoGain機能の合わせ技があれば、安心してレコーディングだけに集中できますのでこれだけでも購入する価値がありますね。

3. プロのレコーディングスタジオのような音質を実現する2つのAirモードを搭載

1・2はいわゆるレコーディングの失敗をを極力防いでくれる機能でしたが、さらにこのScarlett 2i2 4th Genはプロのレコーディングスタジオのような音質に変化させる機能となる「Airモード」を搭載。

この「Airモード」には2種類のモードがあり、

アナログプレゼンスブースト：ハイエンド（高音域）をブーストし、音を前に出す
ハーモニックドライブ：ミッドレンジ（中音域）の倍音をブーストし、音にパンチを出す

楽曲や声質、録音する楽器に合わせて自由に選ぶことができます。

もちろんこのAirモードはOFFにすることもできますので、実質3種類の音の中から自由に選択することができます。

4. 1,000ドル（約15万円）相当のソフトウェア付属で買ったその日からレコーディング・MIXが可能

オーディオインターフェイスの機能がいくら良くても、結局レコーディングした音声をレコーディングするソフトであるDAWや、その後MIXする際に必要となってくるプラグインがないと楽曲を最後まで仕上げることはできません。

付属するソフト一覧

（DAW）

Ableton Live Lite
Pro Tools Artist（3ヶ月無料トライアル）

（音源）

XLN Audio Addictive Keys Studio Grand
Native Instruments MASSIVE
XLN Audio Addictive Drums 2: Studio Rock Kit

（プラグイン）

Antares Auto-Tune Access
Relab LX480 Essentials
Sonnox VoxDoubler
Softube Marshall Silver Jubilee 2555
Bx_console Focusrite SC
Red 2 & 3 プラグイン・スイート
FAST Balancer

（その他）

Landr Studio 2か月間のサブスクリプション

正直これだけ付属しているので、レコーディングやMIXだけでなくそもそもの楽曲制作もできてしまう音源までついてくる、至れり尽くせりな内容です。。。

5. これだけの機能と付属ソフトを考えるとあり得ない価格・・・

1〜4の機能やソフトが付属して、市場売価が28,600円（サウンドハウスより。2024/9/7現在）というのは正直破格ではないかと思います。

※デモ音源※

あとはやはりオーディオインターフェイスなので、どのような音なのか音源で確認いただくのも重要かと思いますので、YouTubeにアップしている各音声をぜひお聞きください。
（今回は男女ボーカルおよびアコースティックギターの音源は、それぞれAirモードなし・Airモード Presence・Airモード Harmonic Driveの3種類それぞれのテイクがありますのでその音質変化にも注目してください）